厚木・愛川・清川 人物風土記
公開日:2011.07.29
7月10日付けで厚木税務署署長に就任した
黒田 榮治さん
東京都杉並区在住 59歳
マルサの仕事は天職
○…「能力的にも人間的にも大きくなったと思えるように、この一年間で、色んな経験や知識を獲得してほしい」と職員への一言は単純明快。良いものはどんどん伸ばしていき、悪いものは排除していく。公務員体質といわれる世間からの厳しい目を一蹴する意味もある。ただ、職員の意識改革だけではどうにもならない点がある。それがe-Tax利用促進についてだ。ペーパーレスでエコ、納税額計算の単純ミス削減など、システム利用でのメリットは計り知れない。ただ利用者数向上へは、これからが本当の正念場だという。
○…おわら風の盆で有名な富山県・八尾町(現・富山市)出身。地元の小・中・高を卒業し、都内の大学に進学。ちょうど学生紛争の時代で、まともに授業を受けたのは1年時のみ。2・3年はほとんど学校に通うこともなく、レポート提出だけ。4年になると紛争もひと段落。久しぶりに通ったキャンパスは「これがうちの大学か」とびっくりするほど華やかになっていた。
○…昭和50年に国税局に入庁。職業適性検査では、プロデューサー向き、税務関係の職業は不向きという結果。国税の仕事に就いた時も「すぐに辞めるだろう」と思っていた。しかし、事情はちょっと違った。「仕事をしてみるとけっこう楽しかった」と笑う。税務人生の大半を東京国税局査察部で過ごし、その間、約600件の査察を行った。その中でも特に印象深いのが、下着の中に金庫の鍵と印鑑を隠していた女性経営者のケース。のちに伊丹十三監督の「マルサの女」ワンシーンでも描かれた。
○…趣味は読書。読み出したら止まらないというほど本が好き。直木賞作家の山本一力著「だいこん」がお気に入りの一冊。近くに住む孫を公園に連れて行くのも楽しみの一つ。「あまり手は出さないよ。危なくなく遊んでいるか。それを見ているだけだな」と個を尊重する姿勢は、こんな些細な部分からも垣間見える。
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