愛川町と清川村が2月24日、新年度当初予算案を発表した。新型コロナウイルス感染症対策に重点を置きながら、教育や子育て、観光振興などに力を入れ、共に予算規模は前年度比で増額編成となった。(2月28日起稿)
愛川町
愛川町の予算総額は251億5876万8千円(前年度比1・7%増)。一般会計は134億7200万円(同2・4%増)で、共に過去最大。歳入については、収入の根幹となる町民税が企業の業績改善や個人の雇用環境改善で前年度比1億4304万円(同6・3%)増加する見込み。2年連続の地方交付税交付団体となる。
主な事業では、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた地域経済の活性化を図るため地域振興券「コロナに負けるな!元気券」を全町民に配布(1億2487万円)するほか、新型コロナワクチン接種事業(1億8369万円)に引き続き取り組む。教育の分野では、食材費高騰で給食費が引き上げられることに伴い、コロナ禍の一時的な措置として値上げ分を町が補助する(750万円)ほか、昨年度整備した半原小学校の旧校舎「懐かしの学び舎」を活用した昔の暮らしを学ぶ体験学習(128万円)など特色ある授業を行う。このほか、半原で行われている観光・産業連携拠点づくり事業(5795万円)では、造成工事に必要な工作物撤去等の準備工事などに取り組み、シティセールス事業(633万円)では新たにイラストコンテスト「アイカワミライエ」を開催する。
予算案は現在開会中の町議会3月定例会に上程されており、3月25日(金)の議会最終日に採決が行われる。
清川村
清川村の予算総額は38億9851万9千円(前年度比1・8%増)で、一般会計は25億8382万7千円(同7・6%増)。3年連続で増額編成となった。
歳入については、村税全体では507万4千円(同0・4%)の減少となる見込み。内訳としては、新型コロナウイルス感染症の影響などで村民税が454万円(同2・9%)減少し、宮ヶ瀬ダムによる国有資産等所在市町村交付金も1873万1千円(同2%)減少するが、国の特例減免措置が昨年度限りだったことで家屋の固定資産税が1403万円(同22%)増加した。財源不足は財政調整基金(9718万4千円)、公共施設等整備事業基金(4700万円)を活用する。
主な事業としては、新型コロナウイルス感染症対策事業として、昨年度に限っていた保育所等副食費の補助や小・中学校給食費の全額補助を新年度も延長。高等学校等で必要なタブレット端末等の購入費補助(135万円)も行う。新型コロナウイルスワクチン追加接種事業(1993万円)についても昨年度からの繰越事業として実施する。観光分野では、宮ヶ瀬水の郷第2・第3駐車場にボルダリング体験や展示ができる多目的ボードを設置(2200万円)する。予算案は3月4日(金)から行われる村議会3月定例会に上程され、3月10日(木)に採決が行われる。
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