市内で増える空き家や店舗の対策として横須賀商工会議所が取り組んでいる「まちの寄(やどりき)」づくり事業。上町商店街の一角に開所した「ヨコスカアートセンター」で今月から初となる作品展示やイベントが行われる。
空きスペースを活用した店舗営業を通じて地域コミュニティの創出を目的にオーナーを募集。認定を受けた事業者の創業に支援する仕組みだ。今年度認定4事業者の一つ、「ヨコスカアートセンター」はフォトグラファーの越中正人さんが今年4月に立ち上げ。「人と関わり、自分の思いや考えをアートに表現することで世の中を変えられることもあると知ってほしい」と越中さん。商店街という身近な空間で幅広い人にアートを感じてもらうため、越中さん自身がアーティストとのはしご役を担う。
第一弾テーマは”鬼”
第一弾企画は日本画家の兼若和也さんが”鬼”をテーマに制作した作品展。コロナ禍で不安や不確実性、脆弱さが露わになった現代世界の鏡として、兼若さんが感じた心の闇を様々な形で鬼として絵に表現した。「作品のみならず、コロナ禍で厳しい状況下でも制作活動を続ける作家の生き様も伝えたい」と越中さん。さらに越中さんが制作した兼若さんのドキュメンタリー映像作品も同センターYouTubeチャンネルで配信する。期間は12月10日(木)から来年2月26日(金)、午前10時30分から午後7時30分(木曜日は5時30分)。第2・4週の木曜日から土曜日は予約不要、ほか要予約。日・月曜と祝日は休館。1月22日(金)午後2時からは作家のトークイベントをYouTubeで配信予定。今後も季節ごとに企画を展開していく。詳細は【メール】info@yokosuka-ac.jp
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