わたしのまちでいきる 【23】必要な支援を形に「一般社団法人sukasuka-ippo代表理事 五本木愛」
この連載では、障がいを持って生まれた娘うららとの歩みから、(一社)sukasuka-ippoのルーツなど、さまざまなエピソードを紹介します。
2021年4月。sukasuka-nurseryは晴れて、横須賀初の公的な一時預かり保育事業所としてリニューアルオープンしました。補助金での運営が可能になったことで利用料も下げられ、仕事だけでなく用事やレスパイトでも利用してもらえる場面が増えていきました。保育無償化対象施設としても認められ、待機児童や障害児の受け入れなど、いわゆる保育の"隙間"になっている預かりができるようになったのです。私たちが当時必要としていたものがしっかりと形になり、「助かった」の声に繋がっていることを何より嬉しく思います。
実はこのリニューアルと並行して進めていた事業がもう1つ。中学生対象の学習支援事業です。学童を立ち上げ支援の必要なお子さんと関わる中で、「この子たちが中学校に行ったら放課後は?」「学習サポートが絶対必要になる」と強く思ったから。私は早い段階で、この事業を絶対やろうと決めていました。
始めるにあたってまずは地域の中学校の支援級へ。実際に学校生活の様子を見学しながら、学習面で先生方がどういった課題を抱えているのか?それはどんな支援があれば解決するかなど、実際にお話を伺いました。
その中で、どうしてもマンパワー不足で個別の振り返り学習が難しいということ、小学校で学習した内容の理解が十分でなく学び直しが必要となるケースが多いなど、課題がたくさん見えてきました。 -次回に続く
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