７月１日付けで三浦ロータリークラブ（三浦ＲＣ）の新会長に就任した。スローガンは「継承と進化」。60周年の節目を迎えた昨年度は、会員が大幅に増加し、過去最大の規模となったことに触れ、「先輩方が築き上げてきた奉仕の精神を継承しつつ、たくさんの仲間と共にクラブを進化させていく」と意気込む。

　(有)三浦衛生社（六合）で２代目の代表取締役を務める。市外の学校で青春時代を送り、家業を引き継ぐために三浦へと戻ってきたが、「人とのつながりが薄いことを痛感した」と振り返る。

　そんな折、先輩に誘われ、三浦青年会議所（三浦ＪＣ）に入会。メンバーと切磋琢磨しながら、地道な活動に取り組む中で、人脈の輪を広げた。36歳で理事長に就任。「この時に掲げたスローガンが『進化』。今年度のＲＣにも活かしたかった」と述懐する。

　三浦ＲＣは、前会長の奥山浩司さんからの勧めで、２０１９年度に入会した。これまでの事業に加え、「みんなの食堂」と銘打った取組や地元の子どもらと共に三浦海岸を清掃するなど、新たな企画にも携わってきた。

　学生時代はバンドのボーカルとして活躍した過去も。会合の打ち上げなどで美声を響かせ、周囲の人の心を和ませるエンターテイナー。特に尾崎豊を好み、歌詞を見ずに歌えるほどだという。

　「木曜お昼は全員集合！」が合言葉で、例会の出席率向上を目指す。「縁あって集まったメンバーたち。まずは皆で話し合い、風光明媚で人情あふれる三浦の魅力をもっと引き立たせるような事業ができれば」