今夏は猛暑に襲われたが、10月に入ると朝晩は冷え込む日も出てきた。「寒暖差で体調を崩すのは人間だけではない。この時季はワンちゃんも食欲不振や下痢、鼻炎、ブタクサによる花粉症などを患う場合がある」。こう話すのは、三崎動物愛護病院の五十嵐眞一院長。病気の早期発見や予防につなげようと、同院では春と秋の年２回、犬の健康診断（ペットドッグ）を受け付けている。

　診察後に血液生化学検査で21項目の成分を分析し、体内に異常がないかをチェック。また、細胞の成長を助ける甲状腺ホルモンの分泌量で不整脈や毛が抜け落ちる原因が分かるほか、オプションとしてエコーやレントゲン検査もあり、心臓や肝臓、腎臓の動き、糖尿病のリスク、炎症の具合などを探っていく。

　「犬の１年は人間の４年ほどに相当する。６歳を超えると40歳以上で、もう中年。一見、健康そうに見えても重い疾患が隠れている可能性もある。健康維持と長生きするために健診は重要」

三崎動物愛護病院

三浦市三崎5-12-3 THE OCEAN VIEW1階

TEL:046-876-9741

https://misaki-ah.jp/pc/index.html