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藤沢 経済

公開日:2025.04.04

甘味とごはんや「八一」
築96年の旧米問屋 カフェに
旧藤沢宿エリア「人集う場に」

  • 昭和初期に建てられた旧米問屋の外観(上)。ヨンドングループの吉田社長(下・中央)自らも厨房に立つ

    昭和初期に建てられた旧米問屋の外観(上)。ヨンドングループの吉田社長(下・中央)自らも厨房に立つ

 旧東海道藤沢宿エリアの一角に先月25日、「甘味とごはんや『八一(やいち)』」が開業した。市内で焼き肉店など5店舗を手掛けるヨンドングループの吉田亘良社長(52)が、かつて米問屋として使われていた築96年の建物を活用し、内装を一新。味噌や麹などの発酵調味料を生かした和食やスイーツなどを取り揃える飲食店として新たな息吹を吹き込んだ。

 「街の人が気軽に立ち寄って休んだり、寺社仏閣を巡る玄関口のようになれたら」。かつて旅人が往来した土地の記憶を辿りながら、吉田社長が店に込めた思いを語る。

 建物は木造2階建て。1階部分が店舗で、引き戸を開けると畳小上がりや神棚、「榎本米穀店」の看板が目を引く。昔の趣を残しながら、藍を使った漆喰の客席や神代杉を使った一枚板のカウンター、照明など細部までこだわった。店名は米問屋だった頃の屋号「やまいち」をもじった。

 焼き肉のほか韓国宮廷料理、カフェ、精肉店などさまざまな業態の店舗経営を手掛けてきた吉田社長。良質な肉を廉価で提供してきたノウハウを生かし、新店舗では肉を主菜とし、4品の小鉢が楽しめる「一盆八膳」のランチを主力に提供する。吉田社長自らも厨房に立っており、「米や野菜、食材は地元産を含めてこだわった。シンプルに美味しいものを提供したい」と意気込む。バリスタの入れるコーヒーや藤沢産のクラフトビールなども取り揃えた。

 かねて「飲食店の価値を高めたい」との信条を大切にしてきた吉田社長。営業は原則平日と祝日の午前11時から午後5時。子育てと仕事を両立する女性スタッフが働きやすい職場環境を意識した。「一般的には夜間や週末が集客の柱だが、この店ならではの価値を高めて成り立たせたい」

 土日定休、5時以降は完全予約制。問い合わせは同店【電話】0466・90・3981。

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