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藤沢 経済

公開日:2026.05.22

シラス豊漁 活気戻るも原油不足に懸念

  • 獲れたてのシラス(上)、釜揚げ作業をする葉山さん

    獲れたてのシラス(上)、釜揚げ作業をする葉山さん

 相模湾沿岸のシラス漁が活気を取り戻している。近年は減少傾向が続き、昨年4月時点の相模湾のシラス漁獲量は過去5年間平均の約半分にまで落ち込んでいた。市漁業協同組合関係者によると、今年は3月の解禁直後は不安定な時期が続いたが、4月中旬から好調を維持しているという。

 本鵠沼に店を構える網元「堀川網」では18日、約300キログラムのシラスを水揚げ。同網元の葉山一郎さん(82)は「昨年同時期は50キログラムに届けば良い方だった」といい、「今季のシラスは沖合でよく漁獲されるので品質も非常に良好」と笑顔を見せる。店頭での売れ行きも好調で、購入客からも喜びの声が上がっているという。葉山さんによると、好調は5月下旬まで続く見込みだ。

 一方、現場に影を落としているのが、原油不足に伴うコスト高騰だ。船の燃料代の他、出荷用のプラスチック容器、釜茹で用の灯油などあらゆる場面に影響が及んでいる。同網元は燃料消費を低く抑えられる「一艘引き」のため現時点では操業できているものの、8月以降の先行きには強い不安を募らせている。葉山さんは「せっかく魚が海に戻ってきても、原油がないとこの先どうなることやら心配」と今後の動向を懸念している。

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