大磯町国際交流協会の会長に就任した 原口 麗子さん 大磯町生沢在住 22歳
若い感性と行動力で挑戦
○…国際姉妹都市との高校生の相互派遣などの親善交流に取り組む団体の会長に抜擢された。設立から44年を経た協会の若返りや新しい事業への挑戦など、若い感性を生かした組織の活性化に期待がかかる。「コロナ禍で国際交流活動が困難な状況が続いているが、こんな時だからこそ既存の輪を飛び越え、自分たちができる社会貢献や仲間を増やす活動に取り組みたい」と抱負を語る。
○…熊本県出身。中学2年生から大磯へ。14歳の時に家が米国からの派遣高校生を受け入れ、その縁で翌年に大磯町からの派遣高校生に応募した。滞在先ではホストファミリーから家族同様に受け入れられ、「拙い英語でもコミュニケーションは取れるんだ」と自信が付き、帰国後は町中で困っている外国人に積極的に声をかけるようになった。「視野が広がった」という自身の体験を、後の世代にも経験してもらおうと国際交流協会に入会した。
○…会長に就任するにあたり不安もあったが、両親からのエールに背中を押され決意を固めた。「環境を作ってくれて、いつもやりたいことを応援してくれる」と両親に感謝する。新しい取り組みとして「町内に住む外国人のために町の防災行政無線に外国語の放送を加える要望提出」や「大磯市に出店して多くの人に活動を知ってもらう」などの計画を掲げた。
○…5歳からピアノを始め、現在は大学院の音楽研究科修士課程で演奏を専攻。「壁を乗り越えた時の達成感、作曲者の思いや自分の経験などを音に乗せて色々な表現ができるところが楽しい」と魅力を語り、将来はピアノを続けながら、幼少期からあこがれる客室乗務員も選択肢に。英会話や関連する検定試験の勉強に励む。休日の美術館巡りが楽しみの一つ。
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