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公開日:2022.01.01

命と暮らし守った1年
高橋市長インタビュー

  • インタビューに答える高橋市長

    インタビューに答える高橋市長

 2022年の幕開けにあたり本紙では、高橋昌和秦野市長に恒例の新春インタビューを行った。新型コロナに立ち向かい続けた昨年、1期4年間の総括、ふるさと秦野への今後の思いを聞いた。(聞き手/本紙・秦野編集室編集長 須藤一成)

 ――2021年を振り返っての感想をお願いします。

 「昨年もまた、新型感染症対策に奔走した1年だったと思います。第3波が猛威を振るう中、年が明け、夏から秋にかけて1日当たりの新規感染者数が過去最大を記録した第5波に見舞われました。こうした中、市では、これまで20回を超える補正予算を編成し、円滑なワクチン接種やお食事・お買物クーポン券事業を実施するなど、医療・介護従事者をはじめ、様々な立場の市民や事業者の皆様のご協力をいただきながら、市の総力を挙げて市民の命と暮らしを守る対策を実施してきました。10月頃から市内の感染者数も大幅に減少し、社会経済活動も徐々に再開し始めており、市民の皆様とともに乗り越えてきた1年であったと改めて感じています。また、昨年12月1日には、市民の皆様の念願であった『安全・安心でおいしい、生徒が喜ぶ中学校給食』をスタートさせることができました。コロナ禍という未曽有の状況の中であっても、当初のスケジュールを遅らせることなく、実現できたことは、学校などの関係者の皆様のご協力や事業者の皆様のご努力のたまものであると感謝申し上げる次第です」

 ――1期4年間の総括をお願いします。

 「私は、2018年1月に市長に就任して以来、歴代市政が築き上げてこられた礎を継承しながらも、令和という新たな時代における社会情勢や市民意識の変化に対応しながら、本市が直面する様々な課題に取り組んできました。市長就任時に市民の皆様とお約束した『5つの誓い』については、『中学校給食の完全実施』を実現したほか、未来を担う子供たちへの施策を充実させるため、『教育水準の改善・向上』や『地域医療の充実・強化』に取り組みました。また、新東名を最大活用する『表丹沢の魅力づくり』や『小田急4駅の個性や特色を生かしたにぎわい創造』のように、今後本格化する施策もありますがどれも一つずつ着実に前進しています。特に、5つの誓いの重点事業を含め、43年ぶりに改定した、新たな都市像とともに『総合計画はだの2030プラン』をまとめあげ、今後10年間のまちづくりを本年度からスタートさせることができました。16万秦野市民のトップリーダーとして、ふるさと秦野の魅力ある将来に向かって一定の道筋をお示しできたものと思います」

市政の課題と将来像は高橋市長インタビュー

 ――市政の課題と秦野市の将来像についてお聞かせください。

 「いよいよ、今年の春には、新東名高速道路(秦野区間)が開通します。本市では、人の流れが変わるこの絶好の機会を最大活用するための指針となる『表丹沢魅力づくり構想』を策定しました。『表丹沢野外活動センター』や『田原ふるさと公園』などの既存の施設に加え、新たに整備した『はだの丹沢クライミングパーク』や『ヤビツ峠レストハウス』といった表丹沢に点在する資源をつなげ、森林セラピーや観光体験などのアクティビティを展開することで、表丹沢全体の魅力と回遊性を高める取組を進めてきました。表丹沢は、いわゆる3密を避けながら、気軽に楽しめる場所として注目を集めています。コロナ禍というピンチをチャンスに変え、表丹沢のブランド力の向上と4駅のにぎわい創造に取り組むことで、全国屈指の森林観光都市を目指していきたいと思います。また、秦野の将来像と言えば、やはり総合計画基本構想の都市像である『水とみどりに育まれ誰もが輝く暮らしよい都市(まち)』がふさわしいのではないでしょうか。この都市像には、市民共有の財産である『水とみどり』と共生し、その恵みを享受しながら、『誰一人取り残さない』というSDGsの理念とともに、秦野で暮らすすべての人たちが、夢や希望を持って生き生きと暮らし、活躍することができるよう願いが込められています。市民が想う『秦野らしさ』の全てが詰まったこの都市像の実現に向け、市民との協働・連携のもと、持続可能なまちづくりに取り組んでいきます」

 ――市民へのメッセージをお願いします。

 「新型感染症が確認されて以来、日常生活が大きく制限される中、この2年間、本当に大変な毎日を過ごされてきたことと思います。こうした緊急事態においても、冷静に対応することができているのは、ひとえに、市民の皆様、お一人、お一人の力の結晶であり、そのご努力とご協力に心から感謝申し上げます。ウィズコロナの時代にあって、3回目のワクチン接種の円滑な実施と、そして何よりも先を見据えた地域経済対策を講じながら、市民の命と暮らしを守る市政運営にこれからも全力で取り組んでいきます。また、本市は昨年3月、表丹沢や秦野名水といった魅力ある自然に囲まれた素晴らしい環境を次世代に引き継ぐため、2050年に二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることを目指す『ゼロカーボンシティ』への挑戦を表明しました。社会が目まぐるしく変化する中、ふるさと秦野を未来につなぐため、しっかりとしたビジョンと目標を掲げ、市民力、地域力を生かしたまちづくりを着実に進め、まさにオール秦野で新たな時代を切り開いていきます。市民の皆様のご健康とご多幸、そして皆様にとりまして実り多い素晴らしい1年となりますことを心からお祈り申し上げます」

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