相模原市 自殺者減へ新組織 今年度中の行動計画策定めざす
市内の自殺者数減少への取り組みを強化するため、市は『相模原市自殺対策協議会』の設置へ向け動き出した。分野の広い自殺対策をより専門的な視点で解決していくためで、5月中の発足をめざす。
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これまで市は、かながわ自殺対策会議に参画し、県内の自殺者数減少に尽力。県全体の自殺問題を議論するなかで、相模原市の地域性に合わせた対策の必要性から、より専門的に解決できる市独自の組織の設置を進めてきた。
新設される『相模原市自殺対策協議会』は市長の附属機関で医療、産業、経済、労働、法律、支援団体、行政などの分野から20人ほどが集まり、多方面から自殺対策に取り組む。5月中の発足をめざしており、以後はメンバー個別の活動に加え、年2〜3回の協議を重ねていく。活動の指針となる行動計画策定に向けた素案作りが当面の活動内容で、年度内の策定をめざす。
市内の現状
本市の自殺者数は2009年が154人、2010年が141人。全国・県平均と比べると低く、20〜30代の男性の割合が多い。地理的には宮ヶ瀬湖周辺など、自殺者数が多いエリアもある。同課では「相模原としてどんな対策をするのか。意見を出し合い自殺者を減少できれば」と話している。
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