地元で活動する相模が丘在住の演歌歌手・丘秀太郎が新曲『お前が心配だって』を完成させた。
丘秀太郎こと畔上(あぜがみ)秀雄さんは昨年4月、高齢者サークル「ゆめ倶楽部さがみが丘」の会長を務める高橋茂夫さんが作詞を手がけた『夢に向かって』で歌手デビュー。これまで地元のお祭りを中心にその歌声を披露してきた。
デビューから2曲目となる今回の曲は、高橋さんが作詞・作曲を担当。『夢と希望と根性もって決めた道ならまっしぐら 仕事はお前の宝だよ いつもお前が心配だって』という歌詞にあるように、就職難や若者の離職率の高さをニュースで知った高橋さんが「就職したばかりのわが子を応援する母の気持ちで書いた」という渾身の1曲だ。当初は母の感情をやわらかい表現でつづった歌詞だったが、「曲について話し合いながら改良を重ねるうちに、若者に対する厳しい言葉をいれることになった」(畔上さん)という。高橋さんも「母親目線で作ったが、最終的には応援歌として完成した。我慢や忍耐の大切さを今の若い人たちに伝えたい」と話し、その思いを畔上さんの歌声に託す。
さらに新曲では、地元幼稚園の卒園生保護者で結成したコーラスグループ「乙女恋」がバックコーラスを担当。7人の女性たちが丘秀太郎の歌声に深みを加えている。
2人は現在、4月2日(土)に開催される「かにが沢さくら祭り」と、4月2日・3日(日)の「相模が丘さくら祭り」のステージで披露するため、新曲を特訓中。畔上さんは「昨年はデビュー曲だったので余裕もなかったが、今年はしっかりと準備できている。祭り当日が楽しみ」と話している。
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