座間で初の「外国人のための防災訓練」が9月21日に消防本部で開かれた。中国、アメリカ、アゼルバイジャン、チュニジアから12人が参加し、地震が多い日本で身を守る術を学んだ。
訓練は、座間市国際交流協会(大塚和光会長)と座間市が、市消防本部とざま災害ボランティアネットワーク(濱田政宏代表)の後援のもと、主催した。外国人支援に力を入れる同協会は、来年3月にも防災講座を企画している。
この日は、プログラムを充分に理解してもらおうと、英語と中国語の資料が用意されるとともに、通訳も同行した。冒頭は映像を通じて地震国・日本の知識を深めたほか、緊急地震速報に合わせて身を守る「シェイクアウト」にも挑戦した。さらに、心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)を、消防署員の指導のもと体験した。
中国人のウェン・レオンさんは「心肺蘇生法が勉強になりました。蘇生が必要な状況に出くわしたら、ぜひ役立てたい」と意気込み、「外国人を大事にしてくれる心を感じました」と話した。アメリカ人のポール・バトラーさんは「通訳や資料が用意され、素晴らしい訓練でした」と喜んでいた。
座間版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|