大凧の「顔」とも呼べるのが、凧文字。右上の赤文字が「太陽」を、左下の緑文字が「大地」を表している。15年ほど前から、祭りのPRを兼ねて、公募形式で決められている。
今年は、池田榮(さかえ)さん(緑ケ丘)と丸山夙(しゅく)さん(栗原中央)がそれぞれ考案した「凱風」。「初夏に吹く南からのそよ風」という意味で、過去最多84点の応募作品のなかから、選考委員の満場一致で決まった。16日には座間小学校で恒例の文字書き作業が行われ、市大凧保存会の会員や小学生らの手によって完成した。
世の動き反映
凧文字は、その年の世相や干支を盛り込んだものが多い。平成元年の時は「平成」、神奈川で国体が開かれた1998年は「国体」、市庁舎やハーモニーホール座間などが建設された翌年の1996年は「祝竣」だった。採用回数が多いのが、今年も盛り込まれた「風」。また、各地域で凧揚げが行われていた1887年には、養蚕業が盛況だったことから「丸儲(まるもうけ)」という文字もあった。
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