座間市国際交流協会(木村功会長)主催の「外国人のための田植え体験」が6月10日、市内座間の田んぼで行われ、キャンプ座間の住民ら26人が参加した。
日本の伝統文化である田植えを知ってもらおうと、同会が企画。一昨年に続いて2回目の開催となった。今回は農家の小俣将明さん(74/座間在住)から田んぼ約200平方メートルを借りて、キヌヒカリの苗を植えた。
笑顔で初挑戦
参加者全員が初めての田植え。まずは田んぼに足を踏み入れ、感触を味わった。想像以上の柔らかさに笑い声が起こり、中にはスリッパが脱げる人や転んで泥まみれになる子どもも。和気あいあいとした雰囲気で体験が始まった。
小俣さんら地元農家の指導のもと、参加者は30cm間隔で苗を植えた。中盤以降は、通訳を介さずに英語で会話する場面も。熱心に取り組み、約1時間で作業を終えた。田植え終了後は、全員でおにぎりを食べ、交流を深めた。家族3人で参加したアリソン・ワーレンさんは、「ドロドロで難しかったが、すばらしい体験だった」と、8カ月の息子・デビッド君を抱えながら笑顔を見せた。
木村会長は「自分たちの国の文化を、意外と私たち自身も知らないことが多い。共生できる明るい街づくりに努めたい」と話した。
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