2020年の東京五輪・パラリンピック競技大会を見据えた外国人観光客の誘客や利便性向上を図るため、藤沢市と市観光協会はこのほど、2種類のウェブサイトを開設し、受け入れ態勢の強化を進めている。
開設されたのは多言語観光ウェブサイト「Discover FUJISAWA」と、飲食店による外国語メニュー作成や外国人観光客が店舗検索できる「FUJISAWA Foodies」。どちらも英語や中国語など7言語に対応している。
「Discover FUJISAWA」は、制作の過程で「外国人が自分の国でこのサイトを見て藤沢を訪れたくなるようなもの」をコンセプトに作られた。シラスや江の島丼などの食べ物、江島神社や岩屋の洞窟などの観光名所、サムエル・コッキング苑内を中心とした季節のイベントなどを写真とともに紹介。東京からの好アクセスもPRし、1日の観光モデルコースや体験プログラムも提案している。
「FUJISAWA Foodies」は、東京都で制作されたウェブサイト「EAT 東京」を藤沢仕様にアレンジした。市内の飲食店を「居酒屋」や「寿司」「ラーメン」などカテゴリー別で検索でき、メニューにはアレルギーや宗教に配慮して食品表示のアイコンが用いられている。また、3月下旬からは、全国初となる土産物店の外国語メニューの作成サイトもオープン予定。
店舗向けセミナー
「FUJISAWA Foodies」は市内にある飲食店で登録を済ませれば誰でも掲載可能で、自ら多言語メニューの作成もできる。市と市観光協会では飲食店向けの「多言語メニュー作成セミナー」も開催する。3月18日(金)の湘南台市民センターを皮切りに、23日(水)に藤沢商工会館、24日(木)に片瀬市民センターで実施。参加費無料、事前申込制。各回先着40人。当日は市、市観光協会と観光産業の活性化を目的に協定を結んだ多摩大学の学生も受講者をサポートする。市観光協会は「五輪の機運を藤沢から高め、近隣にも広がっていけば」と話した。
セミナーの申し込み、問い合わせは市観光協会【電話】0466・55・4141へ。
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