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緑区 人物風土記

公開日:2025.01.30

カルチャーサークルなど、長年シニアの生きがいづくりに尽力している
都築 潔さん
青葉区在住 83歳

得意技を活かして

 ○…「学びを欲しているシニアは多い。貴重な知識を提供し、人生の充実につなげている」とシニアの学びの場「健生カルチャーサークル」について語る。「歌を楽しむ会」や、歌と踊りとマジックショーで老人ホームに元気を届ける「スマイルグループ」など、各団体の活動を通じてシニアの生きがいづくりに尽力。「『人生第二幕』、一日一日が大切です」

 ○…横須賀市の出身。明治製菓に勤め、製造ラインの管理や商品開発、最後の10年間は海外勤務と多忙な日々を送った。退職後の自由な時間を充実させたいと考えたのが地域活動の始まり。2010年には「健康生きがいづくりアドバイザー」の資格を取得。「小学校の学芸会の主役とか、大学の学生委員会とか、昔から役を買って出るのが好き」と、数々の団体や企画を立ち上げてきた。

 ○…活動の根底にあるのは「得意技」を活かすこと。「私の場合は企画力、英語力、音楽だね」。中学時代、自分で小型電気洗濯機を発明。明治製菓では「きのこの山」「たけのこの里」の開発にも携わった。大学時代に塾を開くほど得意だった英語は、海外勤務を経た今では日本語より話しやすい。そして20代で合唱を始め、海外でも合唱団を創設した音楽好きだ。「自分が持っているもので、人の役に立てるのがやりがい」

 ○…青葉区に移り住んで20年以上、充実したシニアライフを送ってきた。「自然と街が共存した良い街ですよ」とほほ笑む。今後について、今ある活動の発展はもちろん、「青葉公会堂で地域のパフォーマーのコンサート企画とか」とアイデアは尽きない。「100歳まで生きるつもりですからね。あと15年はある。人との出会いを大事に、『得意技』で社会貢献していきたいですね」

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