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緑区 人物風土記

公開日:2025.04.10

4月から緑公会堂の館長に着任した
長谷部 誠さん
相模原市在住 63歳

利用者の声に耳を傾けて

 ○…「ホールも会議室も、清掃が行き届いていてきれいだな」。緑公会堂の印象をそう語る。旭公会堂の館長職を3年務めた後、4月1日付で緑公会堂の館長に着任した。前任地では音楽のフェスティバルや避難訓練コンサートなどを開催し「とても良い経験ができた」。ただ「利用者の皆さんともっと話をしたかったな」。その反省を生かし、緑公会堂では利用者とのコミュニケーションを一層大切にしていきたいと考えている。

 ○…サッカーの元日本代表選手と同姓同名。自身も小2からサッカーを経験してきた。小学生の頃、テレビで当時の西ドイツなどのチームの試合を見て、その卓越したプレーの数々に「面白い」と夢中に。「その頃はベッケンバウアーになったつもりで練習していました」と笑顔で懐古する。実力を付け、中2のとき、生まれ育った埼玉県の代表として関東大会で優勝、高3では県大会で準優勝を果たした。

 ○…都内の大学を卒業後、窓サッシなどを販売する営業職に就いた。営業企画などにも携わり、59歳で退職後、しばらくして旭公会堂の館長に着任。「これまでに身に付けた企画力などを生かせれば」との思いで、60歳から館長として活躍した。休日は自宅近辺を散歩したり、音楽を聴いたりしてリフレッシュ。特に「オフコースやチューリップ、ビリー・ジョエルなどが好き」という。

 ○…家庭では息子3人を育て上げた。幼い孫娘が1人いて「とても可愛い。初めて会ったときは泣かれてしまいましたが」。優し気な祖父の顔で語る。緑公会堂では「利用者の声を聞き、ニーズを把握して、皆さんがより安心して利用できる公会堂運営を目指したい。新規の利用者にも、もっと来てもらえるようにしたいですね」。

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