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麻生区 文化

公開日:2023.02.03

法雲寺で火災想定訓練
文化財保護へ 連携確認

  • 本堂方向の空に向かって放水する消防署員

    本堂方向の空に向かって放水する消防署員

  • 市指定文化財の「阿弥陀如来坐像」=法雲寺提供

    市指定文化財の「阿弥陀如来坐像」=法雲寺提供

 麻生消防署(秋葉達也署長)は1月27日、「文化財防火デー」に合わせて、市指定文化財がある法雲寺(高石、香渡規玄住職)で消防訓練を行った。

 1949年1月26日に、法隆寺(奈良県)金堂壁画が火災によって焼損したことを受けて、現在の文化庁、消防庁が1月26日を「文化財防火デー」に制定。この日に合わせて、文化財を火災等から守るため、毎年、全国で消防訓練が行われている。今回は、平安時代に作られたとされる「木造 阿弥陀如来坐像」がある法雲寺で、3年ぶりに実施した。

 当日は、同署署員21人、麻生消防団員8人、同寺関係者が参加した。訓練は、本堂から火災が発生したことを想定。通報、逃げ遅れた人や負傷者がいないか確認した後、署員らと住職が文化財に見立てた箱を搬出した。最後には、文化財保護の観点から空に向かって署員らが放水を行った。秋葉署長は「署員や消防団員、関係者と連携し、いざという時の確認ができた。文化財を次の代に継承するためには、消防署だけでなく、皆さんの協力が必要。これをきっかけとして、文化財の愛護に関心を持ち、防火防災に取り組んでほしい」と講評した。

 消防団員でもある香渡住職は「火災を起こさないことが大事だが、万が一の時に皆さんにお力添えをいただければ」と気を引き締め、連携の重要性について語った。

 なお、阿弥陀如来坐像は、普段は非公開で、年に2回一般公開されている。

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