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横須賀・三浦 人物風土記

公開日:2018.05.25

今月25日にデビュー2作目となるライトノベル作品を刊行する
花井 利徳さん
望洋台在住 35歳

作家と塾講師 二足のわらじ

 ○…自身2作目となるライトノベルが刊行となる。物語は「魔物」の学校に人間の主人公が教師として奮闘する日々を描いた学園ファンタジー。デビューから4年、「やっと次の作品を出すことができる。沢山の方に読んでほしい」とPRした。

 ○…”創作”に目覚めたのは、中学時代。父親の影響で、推理小説や漫画にハマった。「絵が苦手で、じゃあ物語でも考えてみるか、と」。その後心理学を学ぶため都内の大学へ。そこで友人に勧められたのがライトノベルだった。読みやすい口語体と漫画のような世界観に没頭。読むだけでなく、頭の中に空想の世界を膨らますようになっていった。大学院に進み、論文に追われるようになると「せっかく審査されるなら、好きなものを書きたい」と博士論文の執筆をやめ、新人コンクールに応募。心理学をテーマにした作品が金賞を獲得した。「まさに結果オーライ」と照れ笑いする。

 ○…デビューしたものの現実はそう甘くない。1作目はヒットすることなく、続編の計画も消滅。小説家としての収入は少なく、塾講師の仕事で生計を立てている。夕方まで執筆、夜は子どもに勉強を教える生活を送る。「デビューからここまでがきつかった」。出版社に企画を何度も突き返される日々。行き着いたのが、教師を題材にしたものだった。「2作品とも、経験があったからこそ書くことができた」

 ○…塾では子どもたちに元気をもらい、執筆活動の気分転換にもなっている。「デビューが決まったとき誰よりも喜んでくれたのが生徒だった」。本が売れるようになったとしても小説家一本ではなく、講師の仕事も続けていくつもりだ。「二足のわらじを履いてしっかり歩けるようにならないと」。そして、生徒が自慢に思えるような先生を目指す。

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