藤沢市はこのほど、江の島頂上部の亀ヶ岡広場の再整備計画を明らかにした。これは市が9月議会に提出している補正予算案に観光施設整備費として約1400万円を計上しているもの。園路の増設やフェンスの撤去を実施し、景観を整備。災害時の集合場所としての活用も想定する。
同広場はサムエル・コッキング苑の向かい側、江ノ電ガーデンパーラー(江ノ電(株))の隣に位置し、広さは約2500平方メートル。2003年に江の島展望灯台がリニューアルされた時には資材置き場などとして使われたが、その後は広場として再整備された。
市観光課は「フェンスに囲われているせいか認知度も低い。景色の良い場所なので、より開けた広場にして多くの市民に来てもらえれば」と話す。
整備は江ノ電(株)が予定するガーデンパーラーのリニューアルに合わせて行われる。現在、双方の間はフェンスや樹木で仕切られており、直接の行き来ができないが、今回の再整備によって園路で結ばれ一体的に活用できるようになる。
「敷地を有効に使うことで、災害時などには島民、観光客の一時的な集合場所としての活用も視野に入れている」と観光課は話す。
江の島ではサムエル・コッキング苑(指定管理者・藤沢市観光協会)が広域避難場所に指定されているが、営業時間外は入り口も閉まってしまうため、24時間開放していて大人数が集まれる場所の必要性が考えられていた。
計画は議会を経て11月に着工、来年3月の竣工を目指すという。
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