女性が開発に貢献した商品を県が認定する「神奈川なでしこブランド」が1月25日に発表され、藤沢市内からはメルシャン(株)=城南=の「ギュギュッと搾ったサングリア」とSNAKER―革製品専門店―=渡内=の「ランドセルリメイク」が認定された。また、アイデアを県が商品化へ向け支援する「なでしこの芽」に、多賀名敦子さん=渡内=の「新しい着物、帯、インナーセット」が選ばれた。
なでしこブランドは、認定商品を広くPRすることで、女性の活躍を応援しようというもの。2013年からこれまで94商品が認定されている。
第4弾となる今回は、69件の応募があり、食料品・飲料6件、生活・文化用品10件、住宅1件、サービス3件が認定された。
認定式は2月4日(土)、横浜の「マークイズみなとみらい」で開催される。
地元へのPRに期待
尾崎さんと西川さん
神奈川なでしこブランドに認定された「ギュギュッと搾ったサングリア」(メルシャン(株))は、果実感をセールスポイントにしたワイン。商品開発に携わったワイン技術研究所の尾崎綾子さん(33)は、フルーツやベースワインの選定などを担当。20、30代をターゲットに、フレッシュな果実の味覚を強調することで他社製品との差別化を図ったという。受賞に関しては「商品を知ってもらう機会をもらえ嬉しい。女性が活躍できる社風を認めてもらえたと感じている。今後も暮らしを豊かにする商品を作っていきたい」と話した。
もう一つの認定商品である「ランドセルリメイク」(SNAKER)は、使用しなくなったランドセルを財布やキーケースなどの小物に再生させるサービス。運営者の西川マサコさん(34)は、子育ての傍らに革製品の加工を独学で学び、2013年からこのサービスをスタートさせた。「ランドセルは、思い出が詰まったもの。ミスは許されないというプレッシャーはあるが、喜びも大きい」という。
現在は2年待ちの状態だが、「丁寧な仕事を心がけている。地元の人に知ってもらえるきっかけになると嬉しい」とコメント。
また、「なでしこの芽」に選ばれた「新しい着物、帯、インナーセット」を開発した、(株)エデンの多賀名敦子さん(75)は、「着物を簡単に着られるようにと思う。日本の伝統衣装の魅力を伝えられる商品作りをしていきたい」と抱負を語った。
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