六会日大前駅の飲食店「ロケットチキン」がこのほど、埼玉スタジアム2002公園で開催された「キッチンカーグルメ選手権2019」で、来場者得票数1位の金賞を受賞した。通常の唐揚げより大きく、スパイスの効いた軽い食感が客の心をつかんだ。
キッチンカーグルメ選手権は埼玉県公園緑地協会と(株)ワークストア・トウキョウドゥの共催。関東圏を中心に40台以上のキッチンカーが自慢の一品料理を販売し、来場者の投票で各賞が決まる。
9回目となる今年は41店舗が出店し、8千人の来場者が詰めかけた。
同店の看板商品は、店名と同じ「ロケットチキン」。鶏胸肉にショウガなどスパイスを効かせた衣をつけて揚げ、天ぷらのような軽い食感に仕上げる。地元産のきゅうりが入った自家製タルタルソースとも好相性だ。
出店は昨年に続き2度目。前回は銅賞だったが、「次は絶対に金賞をとりたいと思っていた」と代表の中島拓也さん(34)。今年は別の催事で参加できなかったため、同店の看板スタッフ3人を送り出し、必勝を期した。今年は2位の銀賞よりも倍以上の票を獲得。雪辱を果たした。
同店は和食店で働いていた中島さんと洋食店で働いていた友人の高橋房嗣さん(34)の2人で開店。学生が多い土地柄を生かし、「健康的で味も見た目も一生の思い出に残る名物を作ろう」と試行錯誤を重ねて商品を作り上げた。
出発から5年半。六会の店では、思い描くサービスの提供が難しくなり12月30日で店を閉めるが、今後は茅ヶ崎店と、2台所有するキッチンカーを主力に事業を展開するという。
中島さんは「発祥の地を離れるのは残念だが『ロケットチキン』を固有名詞として覚えてもらい、いずれは海外での販売も目指したい」と意気込んだ。
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