小田急線善行駅西口と長後駅西口をつなぐ都市計画道路「善行長後線」(全長約5・9Km、幅員16m)の未整備区間140mについて、一部用地取得に関する合意が図られたことが13日までに市への取材で分かった。市によると、工事区間の大部分を占めるゴルフ練習場と市土地開発公社が3月に用地取得に関する契約を締結。着工時期は未定だが、11年間休止状態なっていた整備事業が前進することになる。
着工時期は未定
同線は1957年に市が都市計画決定。国道467号線の交通機能を補完する南北交通路線として段階的に工事を進め、2009年までに全体の9割近くの整備が完了していた。
未整備区間は六会日大前駅と湘南台駅の中間地点。現状は工事区間に車両止めが設置されており、県道へ出るためにはゴルフ施設を避けて迂回する必要がある。
エリアは六会小学校区で通学に利用する児童も多く、地域住民からは「生活道路への侵入車両が多く、安全面が不安」「早く開通させてほしい」などの声があがっていたという。開通すれば長後駅に近い640mを残して5・3Kmがつながることになる。
市は今年度補正予算に同未整備区間の街路新設事業費として1830万円を計上。今年度内に街路築造にともなう擁壁の詳細設計などを実施するとしている。
市道路整備課によると開通のためにはあと2件の用地取得が必要といい、「地権者と話し合いを進めており、現状で開通時期を示すことは難しい。全線開通を目指して今後も交渉を進めていく」と話している。
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