東京五輪の新種目として注目を集めた自転車競技「BMX」。藤沢に5歳と2歳にして全国規模の大会で好成績を収める注目の兄弟がいる。小島瑠夏君(5)と羽陽君(2)。「空を飛びたい」という思いを胸に、鵠沼スケートパークで日々切磋琢磨し、練習に励んでいる。
瑠夏君が同競技を始めたのは2歳10カ月の時。足で地面を蹴って進むランニングバイク「ストライダー」のイベントでBMXに出会った。その後東京五輪に出場した中村輪夢選手がBMXで宙を舞う映像を見て「かっこいい」と虜に。「輪夢君みたいにお空を飛びたい」と始めたという。4歳1カ月の時には大会デビュー。全日本4歳以下のクラスで初出場初優勝するなど輝かしい成績を持つ。
「高いセクションで高いジャンプをして、きれいな景色を見るのが好き」と瑠夏君。得意技は昨年12月に習得した「クロスアップワンフット」。空中でハンドルを180度ひねりながら片足を離す高度な技だが、高確率で決まるという。
今は「5歳の間にバックフリップができるようになりたい」と8月の誕生日までに技を習得するため奮闘中。幼稚園が終わるとすぐ同パークへ向かい、閉園まで練習を重ねている。瑠夏君は「スケートパークが工事で閉まっちゃうから、皆と乗れる場所が増えてほしい」と力強く話した。
その背中を追う羽陽君は2歳と4日でBMXデビュー。補助なしの自転車を漕ぐことも難しい年齢だが「にいにと同じのに乗って一緒にやりたい」と乗りこなす。母親の眞里さんは「兄やパークのみんなと一緒にできることが楽しいみたい」と笑顔で見守る。
今は何でも瑠夏君の「真似っ子」という羽陽君。格好良く優しい兄と一緒に、「楽しい」「自転車好き」と毎日パークへ通い、片足を離す「ワンフット」を習得するなど、みるみる成長。瑠夏君と同じく全日本大会の4歳以下のクラスで年間ランキング2位の成績を収めている。
そんな羽陽君に対し、瑠夏君は「羽陽はもう座りながらワンハンドで乗ったりしているから、うまくなると思う。あとね羽陽と一緒に乗るのが楽しい」と無邪気な笑顔で話した。
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