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藤沢 文化

公開日:2026.04.01

旧近藤邸これからも【藤沢市民会館ありがとう】

 藤沢市民会館の利用者に馴染みの深い和洋折衷の近代建築「旧近藤邸」。国の登録有形文化財である同邸宅は、市民会館の休館とともに歴史に一区切りをつける。

 旧近藤邸は1925年に建築家・遠藤新(1889―1951)の設計の下、辻堂東海岸に建てられた。施主の近藤賢二氏の没後は老朽化し、一時は取り壊しが決定したが、保存を望む近隣住民や建築家らによる「旧近藤邸を守る会」の活動によって81年、会館前庭に移築された。7年間は結婚相談所として使用された他、募金による暖炉の保存が行われた。現在は一般開放されていた。

 建物は関東大震災による建物倒壊の経験から、当時先進的だった壁と面材で支えることで軽量化する「ツーバイフォー工法」が取り入れられている。また資材には、クリスチャンだった近藤氏の清貧思想を反映し、安価な米松などを使用。明治以前まで分けられていた和室と洋室をつなげ、家庭内の調和をもたらし、大正デモクラシーの影響下での生活の合理化への志向が見て取れる造りとなっている。

 今後については未定だが、同会は「前庭内での移転やカフェの併設など市民により多く利用される場所になるように考えていければ」と話す。

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