鎌倉 人物風土記
公開日:2023.07.21
第34代鎌倉税務署長に就任した
會澤 光明さん
東京都在住 55歳
多角的に、誠実に
○...第34代鎌倉税務署長に就任。この鎌倉税務署が設置されたのは、偶然にも自身が税務の仕事を始めた年だったこともあり、「感慨深い」と語る。マイナンバーカードや10月から始まるインボイス制度など、税に関わる新たな動きも進んでいるが、「市民の皆さんからの不安の声も受け取っている。ご理解・ご協力いただけるように」と気を引き締める。
○...茨城県出身。高校卒業後に税務の道に入った。その後、長年担当したのが、脱税の取り締まりだ。疑いのある企業などに対し、税務調査に出向く「国税の最後の砦」である査察部、通称マルサとして尽力してきた。その後は、内部の職員の不正に目を光らせる監察官や水戸税務署の副署長を歴任し、今回、初の署長職に。「世界的に有名な鎌倉の街で署長を務めることを、家族も喜んでくれています」。そう穏やかに語る言葉には、「時々出てしまう」という茨城弁のイントネーションが交じる。
○...妻との2人暮らし。192センチあるという長身を生かし、サッカーのゴールキーパーに、バスケ、野球などにも打ち込んできた。高校時代から大ファンだという「サザンオールスターズ」の影響で、鎌倉や江の島などへ足を運んだことも思い出深い。「今度は街を散歩しながら、歴史も学んでいけたら」
○...初の署長という立場で悩んでいるのは、後進の育成や指導だ。「今は『背中を見せる』よりも、タイプの違う1人ひとりにどうやって伝えるべきか」。座右の銘「着眼大局、着手小局」の通り、常に多角的に、相手や状況を捉えようという姿勢が垣間見える。人の暮らしに一生関わる税だからこそ、市民には誠実に応えたいという思いがある。「正直者がばかを見ないように」
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