運動で暑さに負けぬ体に
「無理のない範囲で」

ボディコンバットの開放日も用意

　暑さから、部屋から出ずに一日を終えてしまったという人も多いのでは。そんな夏に懸念されるのは慢性的な運動不足。公益財団法人長寿科学振興財団によると、日頃から運動習慣がない人は汗をかきにくく、身体の中に熱がこもりやすくなるという。汗をかきやすい身体づくりは、暑さに負けない身体にもつながるそうだ。

　そこで、麻生スポーツセンターの久常いつ惠支配人に同センターでの運動不足改善のための取り組みについて聞いた。

　現在、個人利用ができるスポーツデーとして施設を開放しているという。卓球やバドミントンなど楽しく活動できる競技から、ジムやマシーントレーニングなど身体づくりの目的でも利用できる。格闘技から着想を得た全身運動・ボディコンバットやヨガなど、フィットネスも充実している。

　久常支配人は「直射日光の心配がない室内で、多くの人の用途に合った活動ができるため、暑い季節でも多くの人にご好評いただいている」と話す。

　運動に励む中でも忘れてはいけないのが休憩と水分補給だという。「のどの渇きを実感した時には遅い状態。すでに脱水症状が始まってしまっている段階なので、定期的に水分をとってほしい」と久常支配人。「運動はもちろん大切だが、無理のない範囲で行うことを忘れずに」と注意を促した。