県政報告【13】
王禅寺の県立麻生支援学校を視察
神奈川県議会議員　小林たけし

　一麻生区民として、麻生区から県議会に送り出して頂いている議員として、そして県議会文教委員会の委員として、伺いたいと思っていた王禅寺の県立麻生支援学校。

　中学生時代、県立柿生高校だった時に見学で訪れたことがありました。約四半世紀ぶりの再訪でしたが、校舎の中は大きく様変わり。小学部、中学部、高等部の児童生徒たちが元気に過ごしていました。視察のきっかけは、児童生徒に貸与した一人一台のタブレットの活用の様子を確認することでした。委員会室で議論していても、障がいをもった児童生徒が電子機器を使用して学ぶ姿が想像できなかったのです。実際に見学させて頂き、意志を表出することの困難な児童がタブレットを活用して朝会の司会役を務めた光景に心動かされました。また、高等部の生徒がエクセル操作をスムーズにこなす姿は、とても頼りがいのあるものでした。改めて「障がい者」と言っても状況は人それぞれで、一人一人に合った教育が必要であることを再認識しました。

　校歌は「麻生の丘からはばたこう」。人生は決して楽ではないし、卒業後に様々な壁にぶつかることもあると思います。それでも麻生の丘で受けた愛情、育んだ友情、何かを達成した自信が、皆さんの将来を切り開くはず。「ともに生きる」の憲章を掲げる県議会の議員として、皆さんが歩む人生をこれからも見守り続けたい。心から、そう思いました。

小林たけし

川崎市麻生区百合丘1-17-5-704

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