厚木税務署長を務める 中村 秀利さん 厚木市水引在勤 59歳
積み重ねを大事に
○…「厚木税務署の代表として、納税者の心情に配慮した親切で丁寧な対応を心がけてほしい」。2月16日から始まる確定申告を前に、署員に改めて心構えを説いた。来署する人がスムーズに申告ができるために自身も改めて気持ちを引き締める。昨年7月の就任以来、厚木税務署の顔として各所に赴き、スマホやパソコンで納税できるe─TaxのPRなどを行った。
○…仕事は『基本に忠実』を信条とする。そのうえで「仕事はうまくいくことばかりではない。壁にあたったら議論して解決に尽力することが大事」と、署内の環境にも気を配り、署員とのコミュニケーションを大切にする。「署長だからという気遣いは不要。私も含めて自分でやれることはやらないとね」と行動派だ。
○…最初の勤務地は小田原税務署。「窓口対応や電話での問い合わせに緊張して上手くできなかった」と振り返る。故郷の山形県南陽市を離れ、平塚にある寮から小田原税務署に通った。同僚の中には厚木税務署勤務も。当時、厚木の街の活気について聞き興味を抱いていた。今、この地に勤めることに感慨深いものを感じているという。その後は、県内の税務署や東京国税局などで働いた。
○…夫婦で住む宿舎のある都内から電車で通勤する。本厚木駅から税務署までの片道約20分は健康のために歩く。「街の雰囲気を感じる。季節によって変わる情景を見ながら歩くのも楽しい」と笑う。サッカー観戦が趣味。ヴァンフォーレ甲府が好きで、夫婦でスタジアムに行くことも。「勝てばいいけど、負けるとお互い不機嫌に。でも勝ち負けだけではなく、フェアプレー、ゲーム内容も大事」と熱弁は止まらない。
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2月7日