8日付で藤沢北警察署の署長に着任した 池田 光夫さん 警視 55歳
愛する「ふるさと」守りたい
○…「原点を大事にしよう」が着任時の第一声。「警察署とは何のために、誰のためにあるのか。現場・現物・現実の三現主義を大切に、住民の皆さんの声に耳を傾けよう」と署員に話したという。駆け出しは伊勢佐木警察署。「悪い奴をやっつける」という素朴な正義感に燃え、夢中になって仕事に取り組んだ。刑事として数々の現場を経験した一方で、警察学校の教官、県警本部で広報や議会担当などと事務畑も長い。「組織と県民と、両方の視点から見るようになりバランスが養われた」という。
○…横浜市港北区出身。187cmの長身を生かし、バスケットボール選手として活躍。県立川和高校では、強豪の湘工大附高(当時相模工大附高)を破りインターハイに出場。青山学院大では4年時に2部リーグから1部リーグ.昇格に貢献した。培った気力、体力が生かせ「自分を育ててくれた愛する仲間が地元にいっぱいいるので、まちのために何かできないか」と警察官に。高校の先輩で県の高校バスケ発展に尽力した、故秋山信雄氏を恩師と慕う。「バスケットボールはチーム一丸となり絆をもち、縁の下の力持ちでなりたつもの」。秋山氏の言葉を「署の運営も同じ。肝に銘じていきたい」。
○…内辞が出たときに「いいとこに行くね」といわれたとか。着任まもないが「藤沢の人たちはこのまちが好きなんだなと思った。ふるさとを守るのが警察の仕事。このまちの安全を願う気持ちは、代々住んでいる人たにはかなわないが、住民の皆さん一人ひとりから辞令をもらったという気持ちで頑張りたい」とひきしめる。
○…趣味は「男の料理」。得意料理のおでんを作るときは朝から仕込みに取りかかる本格派。もうひとつの趣味、ジョギングで「管内をくまなく歩いて、いいまちといわれるものを堪能したい」。
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