25周年を迎えた湘南台文化センターこども館の所長を務める 大水 康秀さん 鵠沼海岸在住 63歳
子どもに驚きと感動を
○…近未来を連想させる球体の建物が印象的な湘南台文化センターこども館。7月18日に25周年の節目を迎え、夏休みの期間中には、25年の歩みを記録したスライドショーや星空ライブなどの記念事業を行っている。「おかげさまで25周年。みなさんに喜んでもらえる企画を行っているので来館してほしい」
○…3年前に施設が指定管理者による運営となったのを機に所長を任された。元々市職員で湘南台市民センターのセンター長を務めていたが、定年を迎え声がかかった。「もう少し関われる。これまでの役人とは別の立場で地域の事を応援できる」と大役を引き受けた。来場者からの要望が多かった、プラネタリウムの夜間投影や市民シアターコンサートを不定期開催から毎週土曜日に開くようにし、地域の祭りやイベントにも積極的に参加するなど交流の機会を増やしている。昨年度は約18万人が訪れた。
○…青森県弘前市出身。大学入学で上京し下宿を始める。狭い部屋で窓の外は隣の家の壁、「東京は住む所じゃないと思った」と笑う。就職するなら海があるところへと藤沢市の公務員試験を受け合格。福祉課や青少年課などで活躍した。事業の企画に携わることが多く、市政50周年では、大型客船で約6千人の子どもたちと沖縄へ行く交流事業を成功させた。「現地の子どもたちとの触れ合いは忘れられない」と懐かしそうに振り返る。
○…趣味は街歩き。数年前までは美術館へも年間5、60回という頻繁なペースで通った。日本画は小林古径、洋画は印象派が好みだとか。絵画鑑賞もポスターや展示イベント設営の色使いなどで参考になるという。目指すは『いつ来ても何回来ても楽しい施設』。「有名人のコンサートや大規模なイベントはできないが、手作りでも、驚いたり感動したり、帰る時には来て良かったと思えるような所にしていきたい」と決意を新たにした。
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