藤沢 文化
公開日:2026.09.04
魂揺さぶる祭りばやし 大庭東町の絶やさぬ誇り
大庭地区に伝わる祭りばやしが今年も響き渡った。先月29日にあった大庭東町ふるさと祭りの一環。太鼓保存会の子どもら約30人が太鼓や篠笛を奏でながらまちを巡った。
この日の午前、一行は大庭神社で参拝後にトラックの荷台に乗り込み、迫力ある演奏を披露。その一人、園部柚月さん(善行小6年)は「太鼓は人と仲良くなれるから楽しい」と話し、同保存会の野口邦彦会長(69)は「元気になるし、皆の心をつなげるはやしの音色は、地域に欠かせない」と誇らしげに語った。
同地区では、稲刈り前に五穀豊穣を祈願する祭りが例年斎行され、江戸時代から残る祭りばやしの演奏を地元の太鼓保存会が担う。かつて8町16郷それぞれの団体が祭り前夜の宵宮に合わせ、太鼓の叩き合いをした歴史も。演奏は1951年を最後に途絶えていたが、地元有志の呼びかけで79年に復活。しかし湘南ライフタウンの開発などにより、その活動は各地でバラバラに行われるようになった。
再びにぎわいを取り戻そうと現在、大庭東町に加え、台谷と北谷の太鼓保存会が手を組み、祭りばやし復活から50周年の2029年までに太鼓連盟を発足し、市指定文化財の登録を目指している。
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