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鎌倉 政治

公開日:2025.10.03

鎌倉市長選挙
3氏が出馬表明

 任期満了に伴う鎌倉市長選挙(10月19日告示、26日投開票)を巡り、9月30日までに同市議の栗原絵里子氏(56)、新人の寺田浩彦氏(63)、新人の広瀬浩一氏(61)が立候補を表明した。

 3氏ともにタウンニュース社の取材に応じた。

栗原 絵里子氏

 2017年に鎌倉市議選に初当選し現在3期目の栗原氏は、市が進める新庁舎整備について「白紙撤回」をしたうえで、市民参加型のまちづくりを可能とする仕組みづくりを訴えるほか、避難ビルの整備など被災させないまちづくり、文化財の保護、公共施設や学校などのインフラ整備、学校給食の無農薬化、高齢者支援などを掲げる。

寺田 浩彦氏

 NPO法人代表の寺田氏は、「市政の停滞に危機感を感じている」とし、歩行者と自転車、人力車にやさしいまちの実現、ごみ焼却場をつくり、余熱を銭湯などで利用しコミュニティーの場にしたいと話す。さらに、旧前田邸の保存活用や永福寺の復元など文化や芸術の尊重、市立大学や人材活用センターの設置などを訴えた。

広瀬 浩一氏

 会社員の広瀬氏は「さまざまな課題がある今の鎌倉市政を変える」と意欲を語り、少子高齢化対策やオーバーツーリズム対策のほか、市長や市議会議員の報酬ゼロ、公務員の半減など行政コスト削減も重点施策にあげた。スマートシティや共生社会の推進も訴える。市役所移転は、現計画の白紙撤回と住民投票の意向を示している。

 なお、同市長選へは、5選を目指す現職の松尾崇氏(52)がすでに立候補を表明している。

   (10月1日起稿)

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