「希望の種」福島へ 小・中学生や団体がひまわりの種を採取
7月から8月にかけて開催された「ひまわりまつり」の会場内で咲いた、ひまわりの種を被災地の福島県へ届けるプロジェクトが、9月8日に実施された。小中学生などが、花の刈取りと種の採取作業を行った。
同プロジェクトは、座間からも福島を支援しようと、市観光協会やひまわり推進協議会、座間市などで構成される実行委員会が企画した。種は、福島県郡山市の「JDF被災地障がい者支援センターふくしま」を通じて、東日本大震災の影響で農作業の職を失っている障がい者に届けられ、「ひまわり油」などの材料として活用される。
この日は、座架依橋北側のひまわり畑で刈取りが行われ、種の採取は市立西中学校で行われた。観光協会や教育委員会、自治会総連合会など18団体と、西中学校の生徒が約250人参加し、350人ほどで作業した。
参加者は、県央小売酒販組合座間支部の会員が手作りした「がりがり君」と呼ばれる道具を使い、作業にあたった。これは木の板にドリルで穴をあけ、先を削った釘を何本も取り付けたもので、表面をこすると種がとれる仕組み。参加者は、積み上げられたひまわりを前に、丁寧に作業していた。
前日までに刈り取った分も含め、1万本にのぼるひまわりを西中学校へ運び、およそ1トンの種を採取した。ひまわりは座間小学校へも運ばれ、12日に児童が種を採取した。
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