地域のハザードマップを作成しようと、入谷小学校(平野昭雄校長)の6年生が12月11日、学校周辺を歩いて、災害時に危険が予想される場所を調査した。総合学習の一環として取り組んでいるもので、危険箇所を地図上に示し、3学期にマップを完成させる予定だ。
この日は15人ほどの児童が、危険箇所の調査にあたった。場所は、学校西側の水田地帯からJR相模線入谷駅の周辺。歩きまわりながら、危険と思われるポイントをデジタルカメラで撮影していた。撮影した場所は、用水路にかかる橋やコンクリートの壁など。錆びている歩道橋の柱なども調べた。
調査は11月に続いて2回目。前回は、座間駅方面の坂道などをまわった。参加した福田光君は「普段の登下校では気づかないような場所がたくさんありました。特に、倒れそうな木の電柱や錆びた歩道橋が危ないと思いました」と調査を振り返った。
体験と調査を中心に学ぶ
同校の6年生は2005年から、防災をテーマに総合学習を行っている。大地震が発生した場合に学校周辺が液状化する可能性があることと、昨年の東日本大震災を受けて、「体験」や「調査」に重点を置いて災害から身を守る方法を学んでいる。
1学期は、総務省消防庁やざま災害ボランティアネットワークのスタッフを招いたほか、県総合防災センターを見学した。2学期はグループごとに分かれて、各種調査を実施。主なテーマは、ハザードマップ、非常食、応急救護、建物の耐震、避難生活、防災グッズの6つ。11日は、ハザードマップの調査のほか、縄はしごの体験、非常食の調理などをした。また、南栗原の大矢ガラス店の協力を受けて、ガラスが割れる実験も実施。飛散防止フィルムを張ったガラスの耐久性をチェックした。
来年2月には保護者を招き各グループが調べたものを発表する予定。
座間版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|