民間会社がタッグを組み事業拡大を目指す企業団地「協同組合SIP(シップ)座間インフィニティ」(比留川幸雄理事長)の建設工事地鎮祭が、4月24日に市内栗原で開かれた。5月から本格的な工事が始まり、今年12月から来年1月にかけて操業開始する見込み。
「SIP」とは、相乗効果工業団地を意味する「Synergy Industrial ParK」の略。船(シップ)ともかけており、参加企業同士を、海を航行する運命共同体と位置づけている。企業が知恵や経験を活かして交流することで、生産性の向上、事業機会の拡大などを図る狙い。
2007年には第1期となる「協同組合SIP座間」が栗原で操業を開始。現在、7社が事業を行っている。
第2期団地は、無限大の可能性を秘めた企業集団を目指し、インフィニティと名付けられた。市内外から機械等修理業、配達飲食サービス業、業務用機械器具製造業など7社が参加する計画。場所は日産自動車(株)社員寮跡地で、座間市栗原字中丸882の1。広さは2万6051平方メートルで、第1期のおよそ1・6倍になるという。
総事業費は約33億8千万円で、県による「中小企業高度化資金制度」を活用する。貸付見込は約26億6千万円(無利子)。
「既に一枚岩」
この日は、比留川理事長や関連会社の代表などが出席。座間市からは遠藤三紀夫市長や大塚和光商工会長らが来賓として、駆け付けた。地鎮祭では座間神社の山本孝司宮司によって祝詞が奏上されるなどした。
地鎮祭終了後、あいさつにたった比留川理事長は「組合員一同さまざまな困難を乗り越えてきました。新設の組織ながら既に一枚岩になっています」と強調した。また、「組合員一同、地域社会に貢献できるよう努めていきたい」と抱負を語った。
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