大橋ボクシングジム(横浜)が2月13日に都内で記者会見を開き、東洋太平洋ライトフライ級王者の井上尚弥選手(20歳・栗原中央)が、国内最速のプロ6戦目で世界王座に挑戦することを発表した。注目の一戦は、4月6日(日)に大田区総合体育館で行われる。
2012年10月にプロデビューし、4戦目で日本王者になった井上選手。5戦目となる昨年12月の東洋太平洋タイトルマッチでは、5ラウンドTKO勝ちをおさめ、6戦目での世界挑戦が期待されていた。
4月の対戦相手は、WBC(世界ボクシング評議会)同級王者のアドリアン・エルナンデス選手(メキシコ)。30戦以上の戦歴を誇り、4度のベルト防衛に成功している強敵だ。
井上選手はこれまでに数々の記録を打ち立ててきた。相模原青陵高校時代は、高校生で史上初のアマチュア7冠を達成。4戦目での日本チャンピオンは、辰吉丈一郎さんらと並ぶ最速記録だ。4月のタイトルマッチでは、WBA(世界ボクシング協会)同級王者の井岡一翔選手が持つ、国内最速の世界王座奪取記録(7戦)の更新がかかっている。
大一番に向けては「記録を塗り替えられるチャンス。今からワクワクしています」とコメント。今は、12ラウンドの世界戦を見据え、スタミナ強化のために走り込んでいるという。「座間市民の代表という気持ちがあります。市民の方々に喜んでもらえるよう、王者になりたい」と力強く意気込みを語った。
13日の記者会見では、昨年末にプロデビューし、勝利した弟・拓真選手(18歳)の2戦目も発表された。4月6日に、世界ランカーと対戦する予定となっている。
座間からエールを
2人を応援する有志による「井上尚弥・拓真後援会」の乾(いぬい)洋一郎会長は、今回の発表について「6戦目で世界に挑める人は限られています」とこれまでの戦績を称えるとともに、「トレーナーの父・真吾さんと拓真選手と一緒に培ってきた、井上家のボクシングで戦ってほしい。そうすれば、勝てると思う」とエールを贈った。試合に向けては、約150人の応援団を作りたいという。後援会では会員を募っている。
問い合わせや申し込みは後援会【電話】046・251・7081/【FAX】046・251・7155へ。
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