相武台南口商店会・相東小卒業生 ひまわり和紙に誓い込め 1年間の共同作業が結実
相武台東小学校の卒業生が、お世話になった母校と地元商店会にひまわり和紙を活用した「ざまっ子八つの誓い」を贈った。使用された和紙は、相武台南口商店会の事業に同校が協力し、座間のひまわりを使ってすいたもの。「誓い」は同校の教室や商店会員の店舗に飾られるという。
この試みは相武台南口商店会が展開し、市の花ひまわりを活用して地域の活性化を目指す「ひまわり活性化事業」の一環。商店会と同校はこれまで、およそ10年にわたりひまわりの栽培やひまわり製品作りに取り組んできた。
昨年度までは種から抽出した油を使用し、キャンディーなどの食品や燃料などを製造していたが、今年度は活用が進んでいない茎の繊維を材料に選定。和紙の産地として有名な埼玉県小川町の「和紙体験学習センター」職員の協力を得ながら取り組んできた。
2月に行われた紙すきには、同校の6年生も参加。材料も商店会と同校がともに管理する栗原の畑で収穫されたものを使用した。
「豊かな心育んで」
和紙には、代表児童が書いたという「ざまっ子八つの誓い」が印刷された。
ざまっ子八つの誓いとは、市教育委員会がかねてよりの教育目標である「豊かな心の育成」を、より具体的にしようと2011年に定めたもの。市内小中学生へのアンケートの結果を基に児童の目線から掲げられた目標で、「毎日明るく元気にあいさつをします」「自然を大切にし、地球に優しい生活をします」など8つの目標が並んでいる。
同商店会は「ひまわりを活用した、更なる地域活性を目指したい」としている。
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