座間市は、子育て支援の充実を図ろうと、小児医療費助成事業の対象年齢の拡大を決定した。現在は通院費の対象上限が小学校4年生までとなっているが、今年10月から小学校6年生に引き上げる。
小児医療費助成事業は、子どもが医療機関を受診する際にかかる保険診療の自己負担分を補助する制度。座間市では現在、0歳児に関しては入院・通院費ともに助成される仕組みで、所得制限も設けられていない。1歳〜小学校4年生は、所得制限付きで入院・通院費を補助。小学校5年生から中学校卒業までは、入院費のみとなっている(所得制限あり)。
拡大案を含む2014年度当初予算が、3月24日に閉会した市議会定例会で可決され、正式に決定した。
10月1日から通院の助成対象が小学校6年生までに引き上げられる。拡大に伴い、対象の子どもは現在の1万800人から1800人増加し、1万2600人になる見込み。また、事業予算も前年度から1859万8千円を増額し、3億5646万6千円となる。
小学校5・6年の子どもがおり、これまでに助成制度を申請したことがない人は、市医療課医療給付係に申請する必要がある。申請済みの人は変更がない限り、手続きの必要はないという。該当者には9月末までに医療証がおくられる。
問い合わせは同係【電話】046・252・7213へ。
自治体によって対象年齢に差
小児医療費助成事業の対象年齢は、各自治体によって異なっている。通院費については、近隣でも海老名市が中学校修了前までなのに対して、相模原市は小学校3年生までとバラツキがあるのが現状だ。
座間市では「生まれた場所や住む場所で格差が出ないよう、国が統一的な制度を設けるべきというのが基本的な考え」としたうえで、「現実的に近隣自治体との格差があり、対象年齢を拡大しました」とコメントしている。
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