鎌倉時代に開設された坂東三十三観音霊場の1つに数えられる「星谷寺(しょうこくじ)」(入谷/三矢弘文住職)で10月18日(土)、12年に一度しかない本尊のご開帳が行われる。子どもの無病息災を願う「稚児(ちご)行列」も同時開催され、総勢200人ほどが周辺を練り歩く。
「星の谷観音」とも呼ばれる星谷寺は、平安時代の創建。古くから「七不思議」が伝えられ、境内には国指定重要文化財の「梵鐘」や、昼間でも星が映ると言われる「星の井戸」がある。
坂東三十三観音は、鎌倉幕府の3代将軍・源実朝が定めたとされるもの。関東に点在する33寺が指定されており、星谷寺は札所8番になっている。観音霊場では午(うま)年に、観音と巡礼者の縁を結ぶ「特別結縁巡礼」が行われ、今年がその年にあたる。
当日は午前8時30分から午後4時30分まで、本尊「聖観世音菩薩」がご開帳される。午前10時からは「稚児行列」も実施。座間駅西口近くから星谷寺・仁王門まで伸びる通称「大門通り」を、特別な衣裳に身を包んだ子どもたちが練り歩く。今回は約80人が参加する予定で、縁ある寺から招かれた関係者、保護者など合わせて200人ほどの行列になりそうだ。
三矢住職は「12年に一度しかない機会です。ぜひ訪れて欲しい」と呼びかけている。問い合わせは同寺【電話】046・251・2266。
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