公共の福祉に寄与した人を称える「2015年度 神奈川県民功労者表彰」が6月29日に発表され、座間市から民生委員・児童委員の山田ヨシ子さん(入谷在住/69)が選ばれた。市内の同委員のなかで「最古参」という、23年にわたる功績が認められた。
市民の受賞は4年ぶり
社会福祉・保健衛生・産業・教育などの分野で活躍し、優れた業績をあげた県民を表彰する。68回目となる今年度は42人が選ばれた。今月6日に式典が県庁で行われる。市民が表彰されるのは4年ぶり。
同委員は、厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員。基本的に無報酬で、ボランティアとして活動する。地域の高齢者や子どもが抱える悩みや不安を把握し、その解決のために公的機関や支援サービスとの「橋渡し」を行う。
山田さんは1992年から活動しており、市内に143人いる委員のなかで最も長い在職歴を持つ。入谷4丁目・5丁目、立野台1丁目、明王を担当している。
今回の表彰について「私がもらってもいいのかという戸惑いがありますが、嬉しい。支えてくれた皆さんのおかげです」と喜んだ。
防災充実に意欲
高齢化社会の進行に伴って、「働きどころ」も多くなる。その一方、個人情報保護の観点から、情報収集が困難になるなど課題も多い。山田さんは、東日本大震災の発災後、防災における役割が大きくなったと言い、「これからは『いざ』という時に備えて地域の自治会と協力しながら、独居老人を始めとする住民の現状把握に努めたいです」と抱負を語った。
座間版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|