さがみ野駅北口近くで植物による地域活性化に取り組む「さがみ野やすらぎ街づくり委員会」が、自然環境保全や改善について子どもたちの意識向上を図ろうと、荒れ地となっていた場所を、子ども専用の花壇として再生させた。13日には、初の植栽が行われ、市立東原保育園の園児およそ50人が参加した。
同委員会は、商店会「みどりとさくらの街さがみ野」の美化組織。駅周辺の桜並木道などで2001年から、住民と協力して花を植えている。昨年には、その実績が認められ、全国の花のまちづくりコンクールで大臣賞を受賞した。
今回の取り組みは、植栽を通じて環境について学び、子どもの心の成長を促す「花育(はないく)」として企画された。「花植えの楽しさや喜びを味わって欲しい」と、関吉実治会長。シニアグループ「白寿会さがみ野クラブ」に参画してもらうことで、世代間交流も推進する。
場所は、商店会から北に300mほど進んだ同園の隣接地。荒れ地の土を掘り起こして入れ替え、枕木で囲み、縦横2mの花壇を4カ所設けた。撤去や設置費は、全国の環境改善活動を支援する「(公財)高原環境財団」から補助を受けた。
13日は3クラスの園児が参加し、ニチニチソウとペンタスを植えた。大木園長は「これまでにあった花壇は、年長の担当。委員会のご厚意で、今後は小さい子も参加できるようになりました」と喜んだ。白寿会の眞和夫会長は「土いじりは貴重な体験。楽しそうな姿が印象的でした」と話した。
今後は園児が中心となり、草むしりや水まきなどを行う。関吉会長は「ここは多くの人が往来する場所。園児たちが作業をしていたら、『ありがとう』と声をかけてもらえたら」と期待している。
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