6月21日に開かれた座間市議会(伊田雅彦議長)の本会議で、議員定数を現行の23人から22人に削減する議案が賛成多数で可決された。定数削減は、1減した2012年から4年ぶり。任期満了に伴って9月25日(日)に投開票される市議会議員選挙から適用される。
9月の選挙から適用へ
定数削減は、議員提出議案「市議会議員定数条例の一部を改正する条例」が出されたことをうけたもの。提案理由としては、人口減少が予想されるなかで適切な財政規模が求められること、議会運営の効率化を図り「低コスト高効率化」を進める必要があることなどが挙がった。
14対6で賛成多数に
採決は伊田議長をのぞいた20人で行われ、14対6の賛成多数で可決された。賛成の立場をとったのは、最大会派の新政いさま(伊田議長のぞく6人)、ざま大志会(4人)、公明党(4人)。反対を表明したのは日本共産党座間市議団(3人)、神奈川ネットワーク運動・ざま(2人)の2会派と、会派に所属していない沖永明久議員だった。
賛成討論としては、座間市と人口規模が同程度の海老名市議会が定数22人であることや、「市民から定数削減を求める声が挙がっている。その事実を真摯に受け止めるべき」などの意見が出た。
その一方で、政策立案や行政に対する監視機能といった議会の役割について言及し、「これ以上削減となれば、期待される役割を十分に果たせなくなることが考えられる」という反対討論があった。また、議会のあるべき姿や定数について、議会や市民も含めて十分な議論が尽くされていないという指摘もあった。
削減の推移
市議会の定数は、2000年と2008年に、それぞれ2人を削減して24人に。さらに、4年後の2012年に1人減らし、23人となっていた。
前回(2012年)の市議会議員選挙からは、任期途中で市議2人が衆院選と県議選に出馬し、現在は2人欠員の21人で構成されている。
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