座間市国際親善大使は7月31日、姉妹都市の米国テネシー州スマーナ市へと出発した。次世代を担う青少年の国際的な視野を養い、両市の魅力をPRすることがねらい。8月12日までの滞在期間中、座間市の魅力を発信する「座間フェア」や、州知事との面会などが予定されている。
国際親善大使の派遣は、1997年から始まった交流事業。座間市とスマーナ市は相互に青少年を約2週間派遣し、ホストファミリーが受け入れる。11月には報告会を行う予定で、大使はスマーナ市の魅力や学んだことを座間市民に広く発信する。
「より教育的」に
6回目となる今回、市内在住の中学生から大学生19人が大使として派遣された。大使は滞在期間中、同年代のホスト学生のもとにホームステイする。きょう4日にはテネシー州知事公邸でビル・ハズラム州知事と面会。週末はホストファミリーと過ごし、8日には座間の魅力や自身の特技などを大衆の前でプレゼンテーションする「座間フェア」が開催される予定だ。
州知事との面会や座間フェアは、今回が初めての取組み。行程を企画したスマーナ交流委員会(木村功委員長)のメンバーは「より一層、教育的な内容となっている」と話す。
1年かけ準備
約2週間にわたる派遣のため、大使はおよそ1年間かけて準備に励んできた。19人が5グループに分かれて発表する座間フェアでは、谷戸山公園のホタルやひまわりといった座間の自然や魅力などを英語でPRする。リーダーとして大使を取りまとめる敷田剛志さん(高校2年)は「座間特有の素晴らしさを発信したい」と抱負を述べる。
7月31日には出発式が座間市役所で行われ、遠藤三紀夫市長や大使の保護者、同委員会のメンバーらが出席した。遠藤市長は「この日を迎えられたことを、心から喜びたい。五感をフル回転させて、たくさん吸収して帰ってきて」とエールを送った。
敷田さんは「1年間の研修を終えて、国際親善大使としての存在意義を果たすのはこれから。経験したことを、次世代に伝えられたら」と意気込んだ。
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