相模が丘コミュニティセンターで8月27日、子ども食堂が初めて開かれた。小田急相模原駅周辺で子ども食堂を運営する「おださがこどもネット」による取り組み。今後、毎月1回程度のペースで開催するという。
子ども食堂は、家庭の事情などによって一人で食事をとることの多い子どもと保護者を対象に、廉価で食事を提供する場。全国各地で広がりを見せており、市内ではD&C座間市役所店で定期開催されている。
おださがこどもネットは、小田急相模原駅周辺の店舗や企業などの有志によって2015年12月に設立。同駅周辺で活動する中で、高齢者向けのボランティアは充実する一方、子ども向けのものが少ないと感じ、地域の子ども達が気軽に集える場所を作ろうと食堂の立ち上げを始めた。現在、同コミセンを含め、同駅周辺で5つの子ども食堂を運営している。
初回の8月27日は、10人が参加した。NPO法人ワンエイド(相模が丘)のフードバンクを活用し、4種類の焼きそばを提供。食卓を囲って交流を深めた。
「食」通じて信頼醸成
「自分の親以外に信頼できる大人が地域にいると、何かあった時に居場所になる。食事は心を通わせ、信頼関係を築くことができる」。同団体の富岡美智子さんは活動の意義を語る。
思い描く理想は、「昭和のご近所」のようにご飯を食べに行ける場を再現することだという。「子ども一人でも、ちょっと出かけられるような場所となれば」と富岡さんは話す。
次回は9月24日(日)午後5時から7時。定員15人。子ども百円、大人4百円。問合せは同団体【メール】odasagakodomonet@yahoo.co.jp。
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