栗原小学校(直井恵子校長)は10月26日、キャンプ座間の子どもが通うアーン小学校の児童を招き交流と日本文化の紹介などを目的とした交流会を行った。市教育委員会は、児童の外国語教育や国際意識を高める教育を充実する狙いもあり、初の交流会が実施された。
キャンプ座間の子ども達を招いた交流会は、来年度小学3・4年生を対象に始まる外国語活動の授業のため、外国籍の子どもたちと触れ合うことで、英語に慣れ親しむ外国語活動に興味を持ってもらおうと市が企画した。小学5・6年生は外国語活動の授業時間が増加する。視察に訪れた遠藤三紀夫市長は「今回の機会を大事にして、これからの英語の勉強に生かしてほしい」と栗原小児童に呼びかけた。
交流会に参加したのは、栗原小の1年から5年生までの児童とアーン小学校の5、6年生。栗原小の児童は合唱や花笠音頭、ソーラン節など日本伝統の踊りや歌を学年ごとに披露した。実演前には各学年の代表者が、練習した英語で緊張しながらスピーチするなど、一生懸命交流を図ろうとしていた。
アーン小学校のバクスター・グエンダリン校長は「ダンスを見て大変感動しました。これが新しい関係ということで、お互い交流できたことを嬉しく思います」と振り返った。
3年生の児童は、折り紙やコマ回しなど日本の昔遊びを教えようと、各項目に分かれ、言葉がなかなか伝わらない中でも教えようと奮闘していた。
折り紙を教えていた3年生の広井暖人君は「あいさつの英語を練習するのに大変だった。折り紙は上手に折れている」と丁寧に折り方を伝えていた。また、田島颯翔君は「すごく頑張って折り紙を折ってくれるので楽しい」と話した。
アーン小学校6年生のブラウン・キエラさんとチャン・アリサさんは「日本の小学校に行く機会が無く、とても楽しい」「みんなの歌やダンスがきれいだった」と感想を話していた。
直井校長は「遊びを通しているので子ども達のほうが打ち解けあうのが早い」と笑顔で語り、「子ども達のほうから英語を習いたい、学びたいと言う声があがって驚いた。英語を学ぶ上でのモチベーションにしてほしい」と話していた。
座間版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|