道路や川の清掃などのボランティア活動に従事した団体・個人を対象とする「平成22年度県土整備局所管施設等におけるボランティア表彰」が3月、厚木市の同局本所などで行われ、全6団体・個人が受賞。座間市からは臼井清さん(入谷在住)が表彰された。
臼井さんは県立谷戸山公園で15年間にわたりボランティアの清掃活動をほぼ毎日行ってきた。道路や木の間の落ち葉を竹ぼうきで掃きながら、「水鳥の池」から「湧き水の谷」、北口までを清掃。自宅から公園まで片道20分かけて徒歩で通い、夏は明け方4時、冬は8時から正午までほぼ毎日清掃活動に取り組んだ。
開園当初、園内に落ち葉が散乱しているのを見つけ「通行人が滑ったら危ない」と清掃を始めたのがきっかけだった。早朝からの作業に、寝過ごさないか考えると心配で眠れないこともあったという。
88歳をむかえた昨年、体調を壊し11月まで入院していた。こじらせた肺炎と心臓病は完治したものの、現在は週2回のリハビリに通いながら自宅で療養を続けており、清掃活動は一時中断している。
ボランティア活動を継続してきた理由は自身の健康維持と公園での友人作り。同園を訪れる人の道案内をすることもあったという。同じボランティア仲間は病院までお見舞いに駆けつけてくれた。「長く入院が続いたので足腰が弱ってしまった。早く元気になって、また公園の清掃を再開したい」と意気込む。
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