座間市自治会総連合会(=市自連/渡辺了会長)は11月12日から13日まで、座間市と都市間交流のある福島県の須賀川市を訪問。震災時に堤防が決壊し、大きな被害を出した藤沼湖を視察した。
須賀川の被災状況を知り、自治会での防災活動に活かそうと企画された視察。渡辺会長をはじめ、市自連の理事や市職員など18人が参加した。
視察現場となった藤沼湖は、農業用の貯水池。決壊によって、約130万tの水が下流地域に流れ出て、死者と行方不明者が出る大きな被害を出した。震災後、藤沼湖へ続く道路は通行止めとなっていたが、須賀川市の特別許可により視察が可能となった。
干上がった湖を目の当たりにした渡辺会長は「言葉に出来ない景色だった。とにかく驚きました」と振り返っていた。また、「海に面していない座間でも、近隣ダムが決壊した場合の水害を想定する必要があるかもしれない」と気を引き締めていた。
嘱託員と交流
今回の訪問では、須賀川の嘱託員親交会との交流会も行われた。
嘱託員とは、須賀川からの委託によって自治会などをまとめる市民。交流会では、自治会の現状などについての情報交換があった。嘱託員からは「震災発生直後は、地域の助け合いが基礎となる」というアドバイスがあり、渡辺会長は「自治会の重要性を改めて認識した」と話していた。
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