地域コミュニティによる「高齢者の見守り活動」を推進しようと、座間市社会福祉協議会では携帯電話を使った地域住民による高齢者安否確認の実証実験を、2011年12月15日から相模が丘地区でスタートした。神奈川県社会福祉協議会とNTTドコモの協力を得たもので、実施期間は2ヶ月。
NTTドコモの携帯電話らくらくホンベーシック3で使えるサービス「つながりほっとサポート」を利用。支援対象者(見守られる人)の携帯電話使用状況が、支援者(見守る人)に配信される仕組みで、支援対象者に特別な操作は必要ない。支援者にはパケット通信料・iモード情報料のかからないメッセージRによって利用状況が配信される。
配信内容は歩数、開閉回数など。一日の最初の開閉時、一定期間利用がない場合、電池残量が一定量以下に達した場合などにも配信される。支援者は配信内容を確認し、気がかりであれば直接電話で連絡を取ることができる。
支援対象者は相模が丘地区在住の高齢者、ゆめ倶楽部さがみが丘やESさくら会といった老人クラブの人。相模が丘地区社会福祉協議会(2丁目、第4)やエステスクエア小田急相模原の自治会会員などが支援者として参加する。計約50人。期間中、ICT(情報通信技術)を活用した地域見守りの効果や利用サービスの使いやすさを調査し、課題を洗い出す。
市社協の担当者は「自分の住む地域を守ることの大切さや、地域の方々が顔を合わせてコミュニケーションを取り合うきっかけ作りになれば。将来的に通信機器の利用世代はさらに広がることが予想されており、ICTでの地域見守りの可能性をみていきたい」と話している。
問い合わせは同協議会【電話】046・266・2001まで。
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